2011年10月20日木曜日

PayPal ACCEES CARD 届いた


『審査なし、カード発行費・年会費・維持費ゼロ、プリペイド式の国際クレジットカード』
です。

事前に預けてある残高(プリペイ)までの利用ができ、利用と同時に残高から引き落とされるクレジットカードです。
普通のクレジットカードと異なり、お金を借りることや、支払いが最長2ケ月後とか、分割払いとか、支払い能力ないのにショッピングできてしまい高い金利支払い続け・・・・がありません。 そのため、カード発行審査(就業年数・居住年数・過去ブラック歴など?)が全くなく、基本的に誰でも簡単に作れるクレジットカードです。
(イギリスです。ただし現在はPayPalAcccessカードは招待メールを受け取った人のみの優先発行のよう)

審査不要プリペイドクレカは、検索すると沢山の種類が見つかるのですが、それらは、カード発行費・年会費・維持費・決済手数料などなどが結構高額で、所有になんか条件が必要だったり、知名度無い企業だったりと胡散臭いのが多かったですが、このPayPal ACCESS カードは基本全て無料ですし、親方は有名なPayPalです。

既に私の、銀行キャッシュカードにはVISAデビットの機能が無料で付いてるので、分割払いや支払い遅延が必要なければ銀行残高範囲内で世界中VISA決済即引き落としできるので、、PayPalACCESSカードの必要性が少ないのだけど、まぁ、完全無料だったので作ってみたわけです。

ネットショッピングにはクレジットカード持ってないと面倒もありますから、今後日本でも同様に「審査なしプリペイドクレカジットカード」が色々登場するかもしれませんね。


申し込み
私はすでにPayPalアカウントを持っていて、EBAYなどでPayPal決済を頻繁利用していたためか、10月11日に招待メールが届きまして、同日にオンラインで申し込みしました。 PayPalアカウントにメアドとパスワードでログインして、ほぼ、カード送付先住所の確認入力だけ。勤務・住居状況とか、んなような審査的項目入力は全くなし。で、受理番号と、「あなたのカードは10月25日までに届きますよ!」 と表示されて申し込み終わり。 もちろん電話かかってくるとかもないですよ。

カード受領
10月19日、カードが届きました。カードは日本でいう簡易書留ではなく普通郵便で送られてきました。受領時の本人確認不要で郵便受けに入ってました。 誤配送や、郵便受けから盗まれたりしても、そのカードはまだ使えないので(後述)普通郵便でいいんですね。 不在通知持って郵便局行くとか面倒なくてヨカッタ。

カード利用開始手続き
カード表面に貼ってあるシールの案内に記載のURLを入力し、Activateページを表示させる。

(↓コレ)



PayPalメアドとパスワードでログイン後、Step1、Step2と進む。 Activateをクリックして表示される枠にカードの下に印刷された4桁コード(暗証番号ではない、1回だけの認証用コード)を入力する。

ViewPin で、自分のカードの暗証番号を画面上で初めて知る
この際、セキュリティで4桁数字が一度に表示されず、一桁ずつがanimeGIfのように時間かけてゆっくり表示される。

PayPalの"Account Type"をPersonalからPremierへ変更する。
Personalのままだとダメらしい。 Premireとは、PersonalにCredit利用権限が付加された上位もの。 さらに上位はBusiness。
カード利用明細表示(Statement)、紛失・盗難・破損(Lost/Stolen/Dameged)報告も同画面から24時間オンラインで可能。


以上、ということで、カード受領してから10分もあれば即日利用可能となります。

※カードが送られたきた封筒、書類などには一切PayPalアカウントメアドが書かれてません。 また、ログイン用のメアドは5つまで設定できるので、私は普段メール交換には使わない長いメアドをログイン用に設定しています。


カード利用方法
PayPalといういわゆるオンラインバンク口座的なものに預金が必要です。イギリスでは、PayPalへの入金、つまり、銀行口座からPayPal口座への送金は手数料なしです。ただし、5営業日ほど必要らしい。
で、PayPal口座に残高があればPayPalAccessカード利用可能です。ebayなどの、PayPal決済対応サイトではカード有無関係なしに決済可能は今まで通り。

カード表面にロゴがあるように、世界中のMasterCard利用可能なところで使えます。
スーパーのPosレジでも支払えます。
日本のsuica的な機能も内蔵しており、PAYPASS という MasterCard社の非接触PAYPASS決済対応の店では暗証番号入力なしで支払いできます。
銀行ATM(キャッシュディスペンサー)でお金を引き出すこともできます。
が・・・・・、以下の上限制限、手数料があります。


Limitation / カード利用制限

PayPass instant payments up to £15
(暗唱番号入力無し決済は1回につき最大£15)

Daily cash withdrawal limit : £250
(1日の現金引き出し上限額)

POS Single Transaction Limit : £600
(POSでの1回当たりの処理上限額)

POS Daily Limit : £1500
(POSでの1日当たりの処理上限額)

Annual cash withdrawal limit : £600
(年間当たりの現金引き出し上限額)

Total annual limit : £1600
(年間当たりの総限度額)

7 day cash withdrawal & quasi cash transaction limit : £600
(1週間当たりの現金引き出しおよびネットカジノ利用限度額)


FEE / カード利用手数料

Card Application Fee : FREE
(最初カード発行発行手続き費用は無料)

Cash withdrawal inside UK (ATM) Fee : £2
(UK内でATMから現金引き出しした際の手数料1回 £2)

Transaction Fee (POS & Internet) : FREE
(POSおよびネットショッピング処理手数料無料)

Foreign cash withdrawal (ATM) Fee : £3 + 2.75%
(ATMで外貨現金を引き出した際は手数料 £3と2.75%)

Foreign exchange fee : 2.75%
(外貨で買い物した際? 2.75%)

Replacement cards : £4.95
(カードの再発行手数料)

PIN change at ATM : £0.20
(ATMで暗証番号を変更処理すると £0.20)

Update to full card : £5
(フルカードへのアップデート)

Paper Statement : £5
(明細を画面上確認ではなく、紙印刷+郵送は£5)

Internet Gambling Fee : 3%
(ネットカジノやったら3%手数料)

PIN Reminder : FREE
(暗証番号の再確認無料)




上述の手数料の”フルカードへのアップデート”のフルカードは、1回に£1500、週に£3000(ATM現金は£1000)、年間制限なしになるカードです。フルカード申請は手数料の他に自動車運転免許証・パスポード・年金加入カード・公共料金支払い証明・銀行残高証明・・・などから2通を送付要で、書類送付のための封筒はカードと一緒に入ってました。


というわけで、私がこのカードを利用するメリットは、

1)PayPal決済非対応でもMasterCard利用可能なところなら、手数料ゼロで実質PayPal決済可能になる
→iTunesストアとか? Amazonとか? 日々利用する町のスーパーとか。

2)PAYPASS 対応のところで少額決済しやすい
→サンドウィッチ1個買って、クレジットカード払いで暗証番号入力もできないこともないんだけど、、、日本のsuica的な非接触決済なら気軽な利用ができる。小銭釣り銭も持たずにすむし。

3)いつでもオンラインでリアルタイム明細確認ができる

4)普通のクレカと異なり、不正利用発覚迄に請求が発生するまでの1~2ケ月要することもない、残高以上の霜害はありえない

5)銀行キャッシュカードがVISAカード兼用なのが便利とも、不便(紛失・盗難時)とも感じていたので財布代わりに便利かな。

かな。

高い手数料かかる現金引き出しは絶対ヤラないゾ!



追記:
また、例によって書くこといくつか忘れてました。

手っ取り早くプリペイドクレジットカードを入手したい場合(クレカ持ってなくて、欲しいモノが決済方法がクレカ支払いのみのオンラインストアでしか売って無いなど)、実は、イギリスではプリペイドクレカ そのものがスーパーで普通に販売されています。 金額は詳しく覚えてないのですが、例えば £20までのショッピング利用できるMasterCardが£25で販売されているとかです。 カード発行手数料を事前にプリペイというか、込みというかですね。 iTunesカードなどを売っているところに、ギフトカードとして一緒に並んでいます。 ギフトとしては、特定店でしか利用できない商品券よりも、世界中のオンライン含むMasterCard利用可能店舗で好きなモノをいつでも買えるはいいですね。

イギリスのオンラインショッピングでは日本的な銀行振り込み、代引き というのは、まずありません。 一部では小切手(チェック)払いも残ってますけど、基本、カード社会です。
余談ですが、イギリスの小切手は日本と違って個人でも銀行口座を作ると最初に銀行口座が印刷された小切手帳を貰え、誰でも銀行残高範囲で発行できます。ペンで受け取り人の宛名・金額を書いて切り取るだけです。小切手は普通郵便で郵送できるので、受け取った人は最寄りの銀行で換金できます。 現代では、時間かかるし、郵便代金かかるし、面倒なので・・・(略

それから、プリペイドクレカや、キャッシュカードデビットクレカには、普通のクレカのようにクレカ利用しまくると貯まるポイント的なものはありません。